退職後の健康保険の選択は、頭を悩ますところだ。退職理由、家族の状況によっても違うし、失業給付の受給あるなし、またその額でも違うらしい。予算は余裕をみてざっくりととっておいたが、収入が激減するわけだから余分には払いたくない。
最終的には、健康保険組合、会社、役所、ハローワーク等に聞かなければいけないだろうが、聞くにしても、ある程度ケーススタディをしておいたほうがいい。頭の体操を兼ねて考えてみた。
前提として、給与が月々20万円以上あり、失業給付も月換算で10万円以上もらえるとした。(なお、自分の考えには誤りがあるかもしれないので、本文は考え方の参考にとどめ、ご自身でご確認ください。)
まずは、会社都合や特定理由で退職した場合を考えてみよう。
1-1 会社都合や特定理由で退職(被扶養資格なし)
まずは、国民健康保険を考えるべきかと思う。国民健康保険の保険料は、基本前年の収入によって決まるが、減免措置が適用される可能性が高いらしい。早めに事務所に相談して、減免が受けられない場合、次回の2-1のケースを考える。
1-2 会社都合や特定理由で退職(被扶養資格あり)
例えば、妻の扶養にはいれば、自身での健康保険料の支払いはない。国民年金も同様で第3号被保険者として、自身の支払いをなくすことができる可能性がある。但し、失業給付受給期間中は、被扶養の条件が満たせなくなり(月当たりの受給額が低ければ別)、国民健康保険加入となるようだ。なお、これは次々回の2-2のケースと同じであるが、扶養に入る場合の懸念事項が自分にはある。
次回は、自己都合で退職した場合を考える。