人生の三大支出とは、子育て、住宅、老後らしいです。これに類似して、ホリエモンは人生の4大コストとして、家族(結婚)、不動産、車、結婚式を挙げていました。
しかし、前者の方がしっくりきます。この三大支出をやりくりし、早期リタイアに備える事で人生の後半生が充実したものになるのではないかと思います。
三大支出は各々数千万の支出が伴う
子育ては、1人当たり、1~3千万円の費用がかかります。習い事、私立の中学・高校・大学等で支出は増大してきます。
私は、習い事は子供の可能性を広げるためにも重要だと考えていますが、進学のための私立の中学などは、富裕層でもない一般庶民家庭には必要なものだとは思いません。
ちょっと不遜・失礼な言い方になりますが、金持ち政治家の子息で潤沢な教育資金があるにも関わらず、名門大学に入っていないケースを見るとそう思ってしまいます。
住宅も、賃貸・持ち家に関わらず、数千万かかるでしょう。
家族があれば、新築一戸建て、あるいは新築のマンションという事になりがちで、固定資産税等、積算すれば億の支出となる事もあります。
しかし、よくよく考えて見れば耐震基準を満たしているのであれば中古でも充分ではないでしょうか?
勿論、新築で注文住宅を建てるのも楽しいかもしれません。でも、中古のリフォームも同じような楽しみはあると思います。
老後もやはり数千万かかる可能性もあります。しかし、煽られるほどの金額が必要でしょうか?
例として適当かはわかりませんが、東京23区で生活保護をうけている人たちの生活扶助金額は、高齢者単身で7万円余り、高齢者夫婦で11万円余りです。
医療費等の優遇措置等も考えると、65歳からの年金収入から所得計算時の控除額である1人あたり年間110万円が1つの目安になるのではないでしょうか?(持ち家前提)。
老齢基礎年金に加え、厚生年金とか、国民年金基金などの公的終身年金を使い、1人110万円の終身年金を基本生活費として最低限確保しておくというのも、1つの考えかただと思います。
独身であればハードルはかなり下がる
独身の場合子供がいないケースが多いので、まずは子育ての必要がありません。
家族がいなければ、住宅にもそれほど金をかける必要もなく、この2点はかなり大きいと思われます。
老後の生活資金(住居費除く)は、1人当たりということでは、それほど大きな差は出ないと考えています。
但し、財産を遺す必要がないケースが多いため、家族持ちよりは考え方はシンプルなのかなと思います。
家族持ちであっても共働きかつ資産運用していれば
家族持ちであっても、夫婦共働きであれば三大支出に対応できるはずです。
世帯収入が少ないというのであれば、コストのかかる大都市部ではなく地方で暮らすという選択もあります。少なくとも住居費は全然違います。
資産運用をわずかずつでも早めにスタートすれば、資産形成は大きく変わると思います。
今はいい世の中、ネットを使えば資産運用は場所を選びません。
資産運用は老後破綻回避よりも早期リタイアの為と考える
老後破綻回避と考えるとネガティブですが、早期リタイアして自由に好きな事に時間を回すために資産運用するという考え方の方がポジティブでいいのではないでしょうか。
配当金などの収入をセミリタイア生活資金の一部として考えていけば、そのまま老後の余裕資金にもなります。
たとえ早期リタイアがかなわなくても、老後に余裕が出る、転職など職業選択にも余裕で対応できるといったメリットがあるかと思われます。
今後70歳就業法の影響で、逆に50代からの労働環境はますます悪化する事が予想されます。
心身の健康面を考える上でも、早めの早期リタイアの準備をして、様々な局面に対応できる懐の深さを増やしておくことは意味のある事だと思います。
勿論、言うまでもなく、資産運用は慎重に進めるべきですが。無理をすればそれこそ破綻の原因です。
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