今回の旅では、いろいろ反省点があった。節約旅を考えすぎたため、帰京が遅くなった上に出費もかさんでしまった。また、少し楽観視しすぎて状況を悪化させてしまったこともある。
得られた教訓としては、
1、ホテルは、格安にこだわりすぎず今までの自分の基準を守る。
自分の場合特にホテルに求めるものは安全と清潔な事。そこには、耐震性なども基準に入っていた。(あくまでも)自分が不安に思うようなホテルでは疲れも取れず、何かあった時に本当の意味での冷静な対応が取れない。決して高いホテルというわけではなく、例えばいつもの東横イン位が自分的にはいい。
2、災害に遭遇した場合は、パニくってもしかたないが、あまり楽観視せずかつケチらず、客観的に見て一番合理的な方法を決断する。
今回の場合フェリーで本州に戻ることが最も合理的だった。台風は去って海も荒れていなかったし、もっともはやく震源地から離れることができた。船には弱いが、疲労もこの時点ではそれほどたまっていなかった。
3、国内外の旅行を問わず、危機に関するリスクアセスメントを実施しておく。
自然災害も含め、旅行先にどういったリスクがあるか、回避策、退避策はどうかという事をある程度調べておく必要がある。
4、これからの国内旅行に携行すべきもの
- 小型ラジオ(不携) :あれば、情報を連続的に仕入れられた。
- 小型ヘッドライト(不携) :
夜中停電したとき、灯りがなくて苦労した。帰京してからテレビで紹介されておりなるほどと - モバイルバッテリー(携)
結局使わなかったが安心感につながった。ダイナモでもいいかもしれない。 - タオル(携) :避難所で活躍した
- ウェットティッシュ(携) :食料のスナック菓子を食べるときに役立った。
- 歯ブラシ(不携) :避難所で歯を磨きたくなった時困った。
- 本 (携)
ネットは使えない事もある。膠着状態で時間を持て余してしまうときに役立った。但し文庫本でないとかさばる。 - ビタミン剤・青汁(携)
災害時はどうしても炭水化物オンリーになりがち、青汁だけは、食事節約のために小分けにして持って行った。 - 郵貯キャッシュカード(不携)
今回は、身分証明書があれば特例で引き出すことができたが、持って行った方が確実
これらはそれほどかさばるものでもなく重くもないので、じゃまにもなるようなものでもない。これら以外にも少しづつ考えていこうと思う。
5、生活への応用
自然災害、特に地震は、いつどこで起きるかわからない。今住んでいる場所でこの瞬間起きるかもしれない。家具の下敷き、家の倒壊、火災、停電、水道の停止などなど、季節、時間帯、例えば 夜中、調理時間中、外出中、寒い時期、暑い時期、これらを含めた対処法を今一度考えてみようと思った。
(了)