セミリタイア後の国民年金は全額納付する。付加年金も収め、60歳以降の任意継続(3年足らず)も選択しようと考えている。
セミリタイア後は、収入が激減するので全額免除という手がある。実際にそうされている方が多いような気がする。
自分より明らかに予算が取れる方であっても免除されているケースが多いように思う。
免除を選択される方のおもな理由は、“収入が少ない”はおいといて、
(1) 免除でも、国のせっぱん分は60歳まで積立てられる。その分は年金として受給できる。利回りとして考えれば無限大。
(2) 年金生活後の住民税非課税の可能性を残しておきたい。
(3) 年金制度が破綻しているので信用できない。減額もありえる。自分で運用した方がいい。
合理的な考え方だと思う。自分も一瞬、方針転換を考えたこともあった。
しかし、自分の場合は、自分の資金が少ないからこそ、健康寿命が尽き、完全リタイアしたときの後顧の憂いを少なくしておくべきだと考えた。
完全リタイア期は、見かけ上のキャッシュフローをゼロにしたい。つまり貯蓄の取り崩し無しで生活していきたい。
自分の場合は、これを実現するため、収入を公的年金等ですべて賄えるようにと考えている。もちろん、年金額減額やインフレのリスクはあるだろう。ただし、その場合でも、国からの税の軽減措置等もあるのではないかと期待している。
あとは公的年金をもらうまで、生活費を個人年金含めての貯金の切崩しと、ストレスの少ない労働で賄うといった方向でいく。
投資も少ないながらも楽しんでみる。これは生活費とは別に、うまくいけば贅沢をするための費用と資産を少しでも遺すために充てる。
いつ寿命がつきるかもわからないので、決して得な方法ではないかもしれない。ただ、自分が目指している、ゆったりとした安心できるセミリタイア生活には合っているのではないだろうか?