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東京都の新型コロナ感染者数をデータから考察してみた

東京都の新型コロナ感染者確認数は7月9日に過去最高の224人を記録しました。

数字を見ると末恐ろしいですが、一方で、若年層が占める割合が多く、重症者数は6人と低く抑えられているので、4月ほどの緊急事態ではないという事のようです。

自分は、もちろん医療や経済の専門家ではないですが、都が公開しているデータをもとに自分なりに状況を考察してみました。

年代別の絶対数に着目

今回の新型コロナウイルス感染者数は、(既往症を持つ率も含め)年齢が高くなるにつれて重症化や死亡リスクが高いと言われています。従って、今後の医療崩壊のリスクを考える意味でも、年代別の感染者増加傾向を絶対数で抑えておく必要があると考えます。

そこで、東京都の公開情報をもとに、グラフにまとめてみました。(暇でんなあ)

高齢者の新規感染者数は抑えられているものの、、、

グラフを見ると、予想できたように、今のところ30代以下の増加が著しい事が判ります。これは、若年層に多い無症状や軽症者でも検査を受けられる環境が整ってきたこと、夜の街関連でのクラスター、そして自粛解除で真っ先に若年層が活動的になった事が要因と推測されます。

一方で、70代以上の新規感染者数の伸びは抑えられています。これは、医療や介護関係者の防御対策に関する努力が第一、高齢者自身もリスクが高いとの自覚のもと、自粛を継続している事が要因であると推察します。実際、3月位はアクティブな高齢者の感染ニュースが多かったのですが、最近はあまり聞きません。(小樽ではあったようですが)

40代-60代ひとまとめは、ざっくりしすぎました。細かく見ると40代、50代、60代と年代が上がるにつけ感染者数増加は抑えられています。気になるのは、30代以下の感染者数の増加に対し、やや遅延して上昇カーブを描いている事です。この傾向が今後70代以上へ波及するのかどうかが一番気になるところです。

7月11日:40代ー60代を細分化

それでも、全体の新規感染者総数を抑えなければならない

今のところ、感染者の増加は、若年層が中心である事と医療施設にも余裕があるようにも見受けられます。それでもなお、ここで総数を抑え、第2波が来る前にまず第1波を収束させる必要があると考えます。

巷言われているように、若年層から高齢者への感染が一番懸念されます。先述のように、感染者増加は年代が上がるにつれ、遅延する傾向があります。また、高齢者が多い院内、施設感染は、バースト的に感染者を増やすというリスクもあります。

そして、経済ですが、最も金を持っている高齢者が、今のままではずっと自粛を続けて、ダメージの大きい観光関連業等にお金を使ってくれないのではと危惧しています。



国政も都政も、自分の政治日程優先で、ダメなプロジェクトの見本のようなKPIやらロードマップを作って、混乱させ続けてきましたが、ここは一発ボトルネックを抑えて、第1波の感染縮小を実現させて欲しいですね。

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