リタイア生活を考えるブログ

洪水対策は、土地活用・住居政策が重要だと思う

こんにちは、Sugazeeです。

今回の台風では多くの犠牲者が出てしまいました。

遺族の方にはお悔やみ申しあげます。

 

八ッ場ダムなどの効能や、初期避難、温暖化による影響などについてもいろいろ議論されているらしいですが、土地活用や住居政策についても考えるところがあります。

 

旧い家は高い場所にある

私は、田園地帯が広がる田舎の旧い家で育ちました。

私の生家がある場所は川からかなり離れている事もありますが、周りよりも高い場所にありました。(多くの旧い家はそういう場所に家があります)

今でも、多くの旧い家同様、水害のハザードマップ上で危険地帯とはなっていません。

 

低地に開発された住宅は水害の危険が

一方で、同じ市内でも自分が子供だった頃、田圃や湿地だったようなところを開発して宅地化したところは、ハザードマップ上危険地帯に指定されています。

それには川から数キロ離れたところも含まれています。

元々のその土地の所有者はというと、そこには住まずに一段高い場所へ家がありました。

つまり、水害の危険性は認識していたわけです。

 

田圃とか湿地帯には貯水効果

田圃や湿地帯というのは低地にあり水がたまりやすい。

いくら地盤を改良しても、高低差までは簡単には変えられません。

逆に言えば貯水効果があるわけです。

ネットで八ッ場ダムの事を調べたところ、その下流にある、群馬・栃木・埼玉にまたがる渡良瀬遊水地の効果と相まって、利根川や江戸川の氾濫が抑えられる効果があったとの記事がありました。

ここは普段は広大な湿地帯らしいです。この遊水地がなかったらと思うとぞっとしますね。

 

今回の件で、ダムの効能や堤防の強靭化なども議論されるのでしょうが、土地活用や住居政策についても一から考え直した方がいいのではないかと感じました。

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