こんにちは、Sugazeeです。
今朝の首里城炎上のニュースでかすんでしまいましたが、表題のようなニュースが飛び込んできました。ひょっとすると5.4億円にとどまらず、広がりを見せるかもしれません。
それでなくてもかんぽの不祥事がある郵政、これからどうなるか不安です。
2件で5.4億円の不正
東京都内にある2カ所の郵便局の職員2人が、料金別納郵便の支払いで使われた切手を大量に持ち出し、金券ショップで計約5億4000万円に換金していたことが31日分かった。日本郵便は昨年度、2人を懲戒解雇したが、この問題について公表していなかった。
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191031-00000048-jij-bus_all
私の在職中にもケチな不正を働き、懲戒解雇になった人間がいます。
不正額を大きく上回る退職金も棒に振ってしまいました。
ケチな不正だとなかなか気が付かないものですが、5.4億円という額で、周りも気が付かなかったのでしょうか?
手口が簡単、広がりを見せるかも
料金別納郵便は、切手を貼る代わりに、料金相当額を現金や切手で一括して支払う制度。日本郵便の社内規定では、支払いに使われた切手は窓口の郵便部で「使用済み」の消印を押した上で、総務部が細断処分することになっている。ただ、シート状の切手が大量に持ち込まれた場合、消印を押す手間を省いて総務部に回すことがあったという。
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191031-00000048-jij-bus_all
手口はとても簡単のように見えます。
今回は、芝郵便局、神田郵便局で別々に起こった事件ですが、他でもあったのではないかという疑念はぬぐえません。
ひょっとすると広がりを見せるかもしれませんね。
不正の防止は仕組みでしか防ぎようがない
一番の問題は、郵便局のガバナンス、内部統制です。
局員のモラルももちろん問題視されるとはおもいますが、どんな大組織であっても一定数のモラルが欠如した社員、職員は出るものです。
また、管理職であっても、被監視機構の抜け穴がある場合があり、むしろ不正の根源になることがあります。
今回の件も中間管理職の不正のようですしね。
結局は、地位の上下に関わらず、職務分掌(実行者と監視者等で不正を防ぐ)の仕組みを作らないと不正は防ぎようがないと思います。
郵便局というモラルが必要とされる組織で、そういった仕組みがなかった事はとても残念です。
膿を出しきって欲しい
かんぽの問題に加え、今回の問題で、郵政のコーポレートガバナンスが問題視され、イメージはガタ落ちですね。
郵便局の社会的役割というのは大きく、自分もいろいろ利用させてもらっています。
基本的には、信頼もしていますし、感謝もしています。株も持っています。 😥
ここは、徹底的に監査を実施のうえ膿を出しきってもらうとともに、統治機構に大ナタを振るい、信頼を回復してもらいたいと思います。
そして、何より株価の下落を止めて欲しい弱小株主のSugazeeでした。
関連ブログへのリンクです。ポチしていただくと励みになります。 よろしくお願い致します