セミリタイアだからといって能天気に生きていられるわけではない

昨日、昔の友人と久々に会って飲んできた。近況の報告やら、共通の友人の話題などに花を咲かせた。久々に楽しい時間が過ごせたと思う。

本人には否定されるかもしれないが、彼もまたセミリタイア的な生活に近い生き方をしている。その友人は、サラリーマン在職中から勉強して、難しい士業の資格を取り会社を辞めた。いわゆる雇われる働き方をやめ、個人事業主として開業している。また、短期のバイト等でも収入を得ているそうだ。平日に自由な時間を持てるため、趣味である平日ゴルフ、また、ニンニクとかレタスとか野菜も育てている。ご両親の家に同居しているため住居費はなく、ご両親の年金もあるので生活には困らなそうだ。

とここまで聞くと羨ましい限りだが、実際は高齢である親の介護、例えばケアセンターへ連れて行ったり、食事の用意をしたりとかストレスはかかると言っていた。また本人はストレスとは言っていなかったが、田舎ならではの近所付き合いなどもこなしているようだ(自分だったら大ストレス)。自由に旅行や、半移住もままならない。

セミリタイできたとしても、それぞれの事情によりストレスが増える部分もあることも覚悟しなければならない。自分は嫡男ではないこともあり親とは同居はしていないが、介護の手伝い、家の掃除など、時より駆り出される。セミリタイアしたらその頻度は増えるだろう。また、セミリタイアしたということで、いなかの近所の眼も厳しくなることも覚悟しなければならない。お上に従順な家系の親も、自分がセミリタイアすることには反対である。ま、会社から受けるストレスよりも絶対量は少ないし、対価がなくても、親孝行も兼ねているということで納得するしかないとは思っている。

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投稿者: 楽庵

白け世代とバブル世代に挟まれた新人類世代の1人です。 2018年に定年を待ちきれず、サラリーマン生活に終止符を打ち隠居生活を始めました。 東京の片隅でのんびりと生活しています。

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