加給年金というお得な制度 

日本の年金制度には、理由はともあれいろいろお得な制度がある。そのうちの一つが加給年金だ。特に、年の差婚だと、受給期間が長く結構な額がもらえることになる。

また、仮に年下配偶者の年金受給開始年齢が国により繰り下げられても、その期間も加給年金でしのげるとい可能性もある。

加給年金制度

加給年金制度の骨子は、

厚生年金保険の被保険者期間が20年※以上ある方が、65歳到達時点(または定額部分支給開始年齢に到達した時点)で、その方に生計を維持されている下記の配偶者または子がいるときに加算されます。

65歳到達後(または定額部分支給開始年齢に到達した後)、被保険者期間が20年※以上となった場合は、退職改定時に生計を維持されている下記の配偶者または子がいるときに加算されます。

(出典:https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/roureinenkin/kakyu-hurikae/20150401.html)

というものだ。

月額は3万円程度。これは大きい! 仮に10歳年齢がはなれていれば、360万円程度もお得?さらに上の年代(配偶者が昭和41年4月1日以前産まれで、厚生年金加入20年未満等の条件付き)では、振替加算制度というものもあるので、生涯にわたってお得は続く。

この制度存続できるのか?

基本、“もらえるものはありがたくもらいます”というスタンスなので、資格があれば、喜んで恩恵にあずかりたい。

しかし、定年延長や女性の雇用推進をしている現在、この制度がいつまでも続くとは考えづらい。

同様に第三号被保険者制度も、例えば子育て手当の拡充(あるいは子育て時の年金拠出部分の補てん)といった施策と引き換えになくなるのではないだろうかと予想している。

そうすると、既婚者のセミリタイアも遠のくのか?

共働きがいい

既婚者で、例えば、子育てが終わったらゆっくりとセミリタイア又はアーリーリタイアしたいと思っている方おられるだろう。

そういった方々は、扶養範囲とかの有無にかかわらず共働きがいいと思う。それは、金銭的な面だけでなく、自分もそうだったがお互いの理解も得られやすい。

また、その考えに基づけば、セミリタイアラー志向者同士の婚姻とか、パートナー生活とかもありなのではと思う。

これらは後で考えをまとめて公表したいと考えている。

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投稿者: 楽庵

白け世代とバブル世代に挟まれた新人類世代の1人です。 2018年に定年を待ちきれず、サラリーマン生活に終止符を打ち隠居生活を始めました。 東京の片隅でのんびりと生活しています。