北海道旅行中の遭難(台風&地震)記録(7)― 反省と教訓

今回の旅では、いろいろ反省点があった。節約旅を考えすぎたため、帰京が遅くなった上に出費もかさんでしまった。また、少し楽観視しすぎて状況を悪化させてしまったこともある。

得られた教訓としては、

1、ホテルは、格安にこだわりすぎず今までの自分の基準を守る。

自分の場合特にホテルに求めるものは安全と清潔な事。そこには、耐震性なども基準に入っていた。(あくまでも)自分が不安に思うようなホテルでは疲れも取れず、何かあった時に本当の意味での冷静な対応が取れない。決して高いホテルというわけではなく、例えばいつもの東横イン位が自分的にはいい。

2、災害に遭遇した場合は、パニくってもしかたないが、あまり楽観視せずかつケチらず、客観的に見て一番合理的な方法を決断する。

今回の場合フェリーで本州に戻ることが最も合理的だった。台風は去って海も荒れていなかったし、もっともはやく震源地から離れることができた。船には弱いが、疲労もこの時点ではそれほどたまっていなかった。

3、国内外の旅行を問わず、危機に関するリスクアセスメントを実施しておく。

自然災害も含め、旅行先にどういったリスクがあるか、回避策、退避策はどうかという事をある程度調べておく必要がある。

4、これからの国内旅行に携行すべきもの

  • 小型ラジオ(不携)          :あれば、情報を連続的に仕入れられた。
  • 小型ヘッドライト(不携)  :
    夜中停電したとき、灯りがなくて苦労した。帰京してからテレビで紹介されておりなるほどと
  • モバイルバッテリー(携)
    結局使わなかったが安心感につながった。ダイナモでもいいかもしれない。
  • タオル(携)                        :避難所で活躍した
  • ウェットティッシュ(携)  :食料のスナック菓子を食べるときに役立った。
  • 歯ブラシ(不携)                :避難所で歯を磨きたくなった時困った。
  • 本           (携)
    ネットは使えない事もある。膠着状態で時間を持て余してしまうときに役立った。但し文庫本でないとかさばる。
  • ビタミン剤・青汁(携)
    災害時はどうしても炭水化物オンリーになりがち、青汁だけは、食事節約のために小分けにして持って行った。
  • 郵貯キャッシュカード(不携)
    今回は、身分証明書があれば特例で引き出すことができたが、持って行った方が確実

これらはそれほどかさばるものでもなく重くもないので、じゃまにもなるようなものでもない。これら以外にも少しづつ考えていこうと思う。

5、生活への応用

自然災害、特に地震は、いつどこで起きるかわからない。今住んでいる場所でこの瞬間起きるかもしれない。家具の下敷き、家の倒壊、火災、停電、水道の停止などなど、季節、時間帯、例えば 夜中、調理時間中、外出中、寒い時期、暑い時期、これらを含めた対処法を今一度考えてみようと思った。

(了)

関連記事

投稿者: 楽庵

白け世代とバブル世代に挟まれた新人類世代の1人です。 2018年に定年を待ちきれず、サラリーマン生活に終止符を打ち隠居生活を始めました。 東京の片隅でのんびりと生活しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です