山形旅行(3)- そばと最上川

山寺を後にした。天童、村山、尾花沢を通り、国道、自動車専用道路を使い北上するつもりだ。

全体的に道幅が広くスムーズに走れるのだが、特に自動車専用道路は路面があまりよくない箇所が多かった。雪の影響で冬場路面に負荷をかけている影響だろうか?

蕎麦

そろそろお昼時、山形に来たからには蕎麦は食べておきたい。いいタイミングで村山、尾花沢エリアに差し掛かった。ガイドで調べて、たか橋というお店に向かった。

店は、自動車専用道路の反対車線側で、中央分離帯に遮られている。 一度自動車道をそれてUターン。かなり大回りになった。

座敷の方に通されて、十割蕎麦と二八蕎麦の天ざるを2人で頼んだ。食べ比べが目的。しかし注文してから、かも汁南蛮がおすすめだったことを知る。

蕎麦の種類とかも汁・天盛りの2×2のコンビネーションにすればもっとよかったな。ちょっと失敗。

蕎麦を食べ比べてみたが、双方とも口に含んだ時にそばのいい香りが鼻を抜け、歯ごたえも充分。美味しかった。

ただし、十割蕎麦と二八蕎麦の違いについては、意識しなければそれほどの違いは感じられなかった。やっぱり、かも南蛮と天ぷらが正解だった。

近くに何もないこのお店、隣の席では会社員のグループが車で昼食を取りに来ていた。自動車専用道路経由で、昼食を取りに来る。アメリカの工場サポートで滞在した頃よくやったなと懐かしくなった。もう二十年以上前の遠い昔だ。

最上川へ

蕎麦に満足してさらに北上、道路沿いはススキの原っぱが一面広がっていた。童謡の“秋の子”のメロディが思い起こされた。

これは小学生のころの記憶だ。昔の事をよく思い出すなんて、つくづく歳を取ったなあと実感。

芭蕉が乗船したという、本合海大橋付近のスポットに立ち寄ってみた。駐車場に車が2台、人は見当たらない。

風景はとてもダイナミック。川沿いの崖の上には、中世のころ、地の理を活かしかつ空堀を二重三重にめぐらせた堅固な城があったそうだ。川をせきとめられ、ついには山形最上氏に落とされたと説明にあった。

最上川が西方向へ向きを変えた直後に見られるこの風景、夕景もきっときれいに違いない。

天気はまだまだ良さそう。時間もある。最上沿川沿いを西進しつつ羽黒山を目指すことにした。(続く)

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投稿者: 楽庵

白け世代とバブル世代に挟まれた新人類世代の1人です。 2018年に定年を待ちきれず、サラリーマン生活に終止符を打ち隠居生活を始めました。 東京の片隅でのんびりと生活しています。