災害の多い日本で新しい住処をさがすなら(1)

今回の台風も勢力が強かった。夜中の強風はすさまじいものがあった。またしても犠牲者が出てしまったのは残念だ。
台風、大雨、地震、大雪 日本中どこへ行っても自然災害の恐怖からは逃げられない。

今後、移住するとした場合も、所有・賃貸を問わず、災害の被害を受ける確率は下げておきたい。そのために、自分が住居を選択した際の注意点を思い出してみた。

地形・地理を表す古い地名に気を付ける

最近ではイメージをよくするために町名を変えたりしている事もあるが、古い地名を調べるとその場所がどういう地理的条件であったのかがわかる事がある。

よく言われているものは、水関係の漢字(部首含め)のつく地名は気を付けるべしというやつ。例えばXX沼という地名であれば、実際沼がなくても、沼を埋め立て地盤が軟弱なところがある可能性があるといったような事。

また、水害やがけ崩れなどに対する注意を喚起させるような地名としては、例えば、先日NHKでも放送されていたが“押切”という地名。洪水が堤防を押し切ったという由来があるという(人名は違う由来もあるようだ)。また、東京の高級住宅街地域であっても、例えば野毛といった崖関係由来の地名もある。

但し、人名や異なる意味由来の地名もあるので、早合点してはいけない。
昔 xxx谷ヒルズというマンションがあり、谷なの丘なのどっちなん?と思って調べてみたことがあった。ヒルズというのはブランド名で、地形は谷ではなく台地面だった。もっとも、自分には高くて手の出るような物件ではなかったので当然スルー。

もともと、地名の由来とかは興味があったので、(疑似)移住地探しの折に、いろいろ調べてみようと思っている。

新規造成地に気を付ける

地方出身者の経験として、地方で言えば、ことさら便利でもないのに昔から人が住んでいたところは割と安心できるのかと感じている。当たり前の話だが、災害に弱い地域にはなかなか人が住まない。

反面、新規造成地は考えた方がいい。利益優先という事で、危険な土地でも開発している可能性がある。例えば、がけ崩れの可能性がある山のふもとであったりとか、くぼ地を埋めた場所であったりとかいろいろな可能性がある。

もちろん、デベロッパーがしっかりしていれば問題ない事もある。例えば湿地であったところでも、排水処理が施されていれば問題ないようだ。自分が一時期住んでいた場所の近くにそのような場所があったが、東日本大震災の時に問題ない事が実証(液状化無し、家屋の損壊の程度が軽微)された。

(続く)

関連記事

投稿者: 楽庵

白け世代とバブル世代に挟まれた新人類世代の1人です。 2018年に定年を待ちきれず、サラリーマン生活に終止符を打ち隠居生活を始めました。 東京の片隅でのんびりと生活しています。