こんにちは、Sugazeeです。
ちょっと前になりますが、竹中平蔵氏が、表題のような事を言っていました。
記事にでてくる高橋洋一氏といい竹中平蔵氏といい頭のいい人間なのでしょう。
記事の中で、「数字は細かいところは気にしなくてもいい」
といっています。
で、この記事を読むと、国は568兆円の債務超過に陥っているが、問題はないという事になっています。
しかし、凡人にはなぜ問題ないのかというのが理解できなく、かえって不安になってしまいました。
大きな数字を理解する頭を持てばよい
この本を書いた高橋洋一氏は、かつて私が小泉内閣時代に郵政民営化に取り組んだとき補佐役として助けてくれた仲間であり、東大の数学科を出て大蔵省に入った異才です。
彼いわく、文系の人は数字に苦手意識があるけれども、実は数字って細かい部分を見る必要は一切ない。大きな数字の枠組みを組み合わせるだけで、物事をクリティカルに考えることができるんです。
出典: https://blogos.com/article/412286/
といっています。それを踏まえ
企業に置き換えると、自分の会社は大体何億円ぐらい収入があって、何億円の利益が出ているのか。これはほかの会社に比べて何%高いか、低いか。それくらいで考えればいいということですよね。
出典: https://blogos.com/article/412286/
とも言っています。
これは、自分にとってはありがたい事です。
自社や取引先のP/L表やバランスシートくらいは、在職中から理解する必要があって自分でも理解できます。
そうでなくても投資をやっている人にとってはおなじみの指標のはず。
それを国に置き換えればいいだけの話です。
日本は債務超過
で、どういう結論かというと
2017年度の政府のBSでは、負債の部の「公債」が約966兆円。「政府短期証券」の約76兆円と合わせて、「借金1000兆円」と言っているのです。
しかし、先ほど述べた通り重要なのは資産と負債のバランスです。資産から負債を引いた純資産は、約マイナス568兆円になります。この数字は政府の話として見れば問題のないレベル。借金額だけを強調し、増税を推し進めることがいかにばかげているかがわかるのです。
出典: https://blogos.com/article/412286/
ということなのですが、結局純債務が568兆円という事で、債務超過ということですよね。
単純に言えば1000兆円の債務の半分以上は、資産を全部売却しても追いつかないという事かといえます。
これがなぜ「政府の話として見れば問題のないレベル」の債務超過なのかがよくわかりません。
しかも毎年のように増えていく。
自分のような凡人では、財務省の言っている事の方が正しいように思えます。
本当に問題のないレベルなのであれば、わかりやすく説明して欲しいところです。
高橋氏の本を買えば、わかりやすく説明されているのでしょうかねえ?
プライマリーバランスはいつゼロになる?
竹中氏もいた小泉内閣の時に、2011年にプライマリーバランス(財政収支)をゼロにするという目標を掲げていました。
2019年現在、未だ国は赤字経営が続いています。
そして、これからも毎年、毎年、債務超過が膨れていく。
不安にならないですか?
これに対して、一般の人でも問題ないという事をいう人がいます。
でもそういう人達はこういった大きな数字にすら言及しません。
国債等の債権者が国民だから、即座には問題ないというのは理解できます。
但し、この状態が続いていいという事はないでしょう。
大地震等の災害で国の富が一気に吹っ飛ぶ事もあります。
国民の負担は増えると考えた方がいい
子供のころ、家に国が発行した債権があった事を覚えています。
多分戦時債券か何かだったのですが、記憶が定かでありません。
しかし、不良債権でありただの紙屑だった事は確かです。その後処分されました。
これと全く同様とは言えませんが、結局ツケはいつか国民に回って来るのは覚悟しなければならないのではないでしょうか?
それはさらなる消費増税か、相続税あるいはいわゆる金融所得/資産税か?
追加の年金目減りも大いにあります。
最悪は、「逆徳政令」みたいな?
いずれにしても、お金持ちの皆さんには申し訳ありませんが、金融資産税とかが出てくるなら私は支持する立場になろうと思っています。
そして「身の丈に合った」慎ましい生活を続けていきます。それが凡人に唯一できる事だと思っていますので。。。
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