自分のセミリタイア(アーリーリタイア)生活は、個人年金も含め基本貯蓄取り崩しです。仕事も、資産運用も無理のない範囲でやりたいと考えていますが、それらの収益は基本生活費には充てないようにと考えています。
少ない予算でのセミリタイアなので、貯蓄の切崩しは精神的にきついかなと考えていたのですが、今のところ心配は無用のようです。
不安なく過ごせている理由を考えてみました。特に同年代のスロースタートなセミリタイアを考えていらっしゃる方の参考になれば幸いです。
支出計画
数年前から支出管理(現状把握)をしていたので、セミリアタイア後の支出(減少分も含め)を割と精度よく予測できていました。それをベースに月間と年間の支出管理および有期支出(当初2年間の住民税、健康保険、満期までの国民年金など)管理に分けて予算を考えています。 5年後には見直しをいれますが、少なくともそれまでは、変更なく予算どおりいけると踏んでいます。
月々の支出管理
生活用に同じ銀行の普通預金口座を2つ持っています。1つ目の口座に半年分の支出予算として資金をプールしています。
そこから2つ目の口座に月々の支出予定金額(月間管理費目と年間管理費目含め)を振り替えます。(有期支出に関しては別銀行の口座を使っています。)
自分の場合、支出の85%以上がキャッシュレス決済(銀行引き落としを含めて)となるので、月初め(正確には前月末)に、ほぼその月の支出予定金額がわかります。
残り15%は現金で手もとにおいて、外食費など(いわゆる小遣い)に充てます。
この方法であれば、月々の小遣い額の調整もできますし、年間費目の支出進捗状況も管理しやすく問題なく(想定予算内で)進んでいます。
70歳からは取り崩し無しで
健康寿命が72歳程度と言われているので、そこから生活費のために働くというのは正直きつく、かといって、足りない部分を貯蓄の取り崩しに頼るのでは、長生き不安が募るだけです。
そのため、遅くとも70歳からは公的年金等だけで生活できるようにし、見かけ上のキャッシュフローが終身までプラスにできるように計画しています。
公的年金が目減りするようでしたら、繰り下げ受給等も考えます。
年金とは別に、ある程度の予備費はとっておくつもりです。これを使わないで人生を終えても、相続税無しで遺せるほどの金額なので損になるとは思っていません。
管理と期限で払拭
上記のように、短期から長期迄支出の管理方法と貯蓄取り崩し期間の期限が決まっていれば、不安は払しょくできるのではないかと考えています。
もちろん、不測の事態という事もあるかもしれませんが、予備費でカバーできるし、心配ばかりしていたら、すぐに人生終わってしまいそうです。
先が短いからこそ
と、ここまでいうと余裕ぶっこいていると思われるかもしれませんが、こう考えられるのは、よくも悪くも自分には残りの時間がなく、リスク(ブレの大きさ:不確定要素)が少ない事と、30年以上働いてきて、ある程度の公的年金は受給できる見込みが立っているからです。
もちろんその一方で、自由を享受できる時間も短く、長期間の労働により身体の健康も損なってきたわけですが、、、
しかし、70歳定年などと言われている現在、逆にセミリタイアするのが遅すぎるという事はないかと思います。
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