売却・配当損益の通算と株主優待

 

こんにちは、素人投資家Sugazeeです。

資産運用というとおこがましいのですが、株主優待と配当金目当てで日本株中心に運用しています。

在職中は損益通算とかあまり細かくは考えていませんでした。

しかし、リタイア後は、配当・分配金から源泉徴収された税金を少しでも還付させようと、特定口座の損益通算に気を遣い始めました。

 

個別株からの配当益を、譲渡損で損益通算する

去年からですが、秋になると含み損が出た証券を売却し買いなおす(クロス取引ではない)事で損失を確定させ、配当所得との損益通算を行うようにしています。

損益をほぼゼロにし、特定口座内の配当・分配金より源泉徴収された所得税・住民税を還付させることが狙いです。

売買手数料はかかりますが、一般的には税金還付額が多くなります。

今年の場合は、含み損が拡大したJT株とその他を売却して損益通算しました。

 

JT株は買ってから売却した

このうち、JT株のみは売ってから買うのではなく買ってから売りました。株主優待の権利を失うリスクを回避したかったからです。

嬉しいけど糖質ばっかりやな!

JTは、株主優待の条件を

“同一株主番号で、3/E現在、6/E、9/E、12/E現在の株主名簿に連続して5回以上記載又は記録されている事”

と変更しています。

基本、優待券を得られる最低株数しか持たない自分は、一度全部売ってしまうと株主番号が変わってしまう懸念があります。(実際どうなるかはわかりませんが。)

従って、損失確定額は減ってしまうものの、買ってから売る事にしました。(それでもJTさん沢山の損失を確定させてくれました。ありがとう! 😥 )

という訳で、その他の株の損失確定も含めて損益をほぼゼロにできる見込みです。

 

異なる特定口座間の通算は確定申告

異なる特定口座同士の損益通算、年をまたいでの損益通算をする為には、確定申告が必要になってきます。

その場合、配当を(総合・分離のうち)申告分離課税を選択する事により、所得税・住民税をうまく還付できるようです。

*譲渡損益は申告分離のみ?

 

配当所得を総合課税にする方法も

所得が少なければ、わざわざ損益通算をしなくても、配当所得を総合課税にして税率を下げるという方法もあるようです。

しかし、他の方のブログ、自治体のHPを閲覧したところ、所得税・住民税をともに総合課税にすると、国民健康保険料・保育料・高額療養費にインパクトがある場合があるので注意が必要だという事が判りました。

国民健康保険料に関しては、算定に利用する控除が少ないため、税額控除以上の保険料負担が増す可能性があるようです。

対策としては、所得税を総合課税にし、住民税を申告不要にすればよいとの事(手続きは面倒)

ここまでくると、特定口座と一般口座と分けたりとかいろいろなオプションがありそうですね。

自分は、現時点でそこまで考える必要がある状況ではないのですが、今後の為に肝に銘じておきたいと思います。

 

損益通算で、総合利回りを上げられる?

個別株のように分散投資していると、全体的には好調であっても、個別銘柄のうちいくつかは含み損を抱えるものが出てきたりする場合があります。

しかし配当所得と損益通算する事により、配当所得に関わる税金を還付でき、税抜き後の総合利回りとしていい成果をあげられる事も期待できます。

 

と、ほくそ笑んでいるのですが、自分の事だから落とし穴にはまるのかな?

その時は、その時でブログネタにすることにします。

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投稿者: 楽庵

白け世代とバブル世代に挟まれた新人類世代の1人です。 2018年に定年を待ちきれず、サラリーマン生活に終止符を打ち隠居生活を始めました。 東京の片隅でのんびりと生活しています。