こんにちは、Sugazeeです。
株式会社タスという会社が、賃貸住宅市場レポートの中で「沈みゆく首都圏の賃貸住宅市場」
という調査結果を公開しています。
これによると、首都圏では、全体的に敷金+礼金の受領額が少なくなってきているそうです。
住宅供給過剰により、契約が決まりづらく、敷金+礼金を取りづらいという事らしいです。
敷金・礼金はは市場の強弱を図るバロメーター
バブル期、ミニバブル期、2014年~2018年にかけての賃貸住宅の大量供 給により首都圏の賃貸住宅ストックは積み上がり、現在では供給過多になっています。 さらに、若年層を 中心とした人口の都心回帰も進んでいるため、特に郊外部では賃貸住宅のテナント確保が困難になってきました。
(略)
需要が旺盛で競争力の高い地域であれば、敷金・礼金のレベルをそれほど引き下げなくともテナントを確保することが可能です。 一方で、供給過剰でテナント確保が非常に困難な地域では、敷金・礼金の レベルを大きく引き下げる必要があります。 つまり、敷金・礼金のレベルは市場の強弱を測るバロメーターとなるのです。
なるほど、今まで、何回も賃貸アパートを契約してきましたが、敷金・礼金というのは、需給関係で変動するものだとは知りませんでした。
さらに、空きが続くと次は、家賃迄下がる可能性もありますね。
賃貸料が安くなる可能性がある地域
東京都 では荒川沿いの葛飾区、足立区、江戸川区、2000年以降大量の大学キャンパスが移転した多摩地域、神奈川 県では川崎市から横浜市にかけての湾岸沿いの地域と多摩地域、埼玉県ではさいたま市の中心部を除く武蔵 野線の外側の地域、千葉県では千葉市の中心部を除く武蔵野線の外側の地域がこれにあたります。 これら の地域は需要の減退や供給過剰で市場が傷んでいる可能性が高い地域です。 一方で、山手線の内側、渋谷から下北沢にかけての井の頭線と小田急線に挟まれた地域、中央区、江東区 の湾岸部、二子玉川から武蔵小杉にかけての多摩川沿いの地域、荻久保から吉祥寺にかけての中央線沿線で は敷金+礼金を2か月分以上受領できている地域が多く、比較的市場が良好であると考えられます。
東京都だと、やはり荒川以東が、賃貸としては安くなる可能性が高いのかなと思います。
川崎・横浜の湾岸地域も、元工業地域とかだった場所などは安いのかな?
武蔵小杉を含む多摩川沿いは今回の水害が起きたところですが、賃貸であればあまり影響はないような気がします。何せ利便性がいいですからね。
いや、賃貸でなくても長い目で見ると資産価値はそう落ち込まないと思います。
セミリタイアの住処候補?
東京や横浜のような大都市で、限られた予算内でセミリタイア生活と考えると、こういった賃貸の過剰供給地域というのも一つの選択肢になるかもしれません。
(多摩地区・武蔵線外側は、アクセスが良くないとはおもいますが)
自分だったらと考えると、うーん若いうちはいいかな?
でも、今となっては、同じ予算であれば、首都圏ではなく自然環境と利便性が両立できる、地方の政令都市とか中核都市を選ぶと思います。
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