iDeCoの注意点と方針(1)

今まで、確定拠出型企業年金へ加入していたが、退職後は企業年金のある会社へ基本的には就職するつもりがない。従って、iDeCoへ加入しなければならないと考えている。退職後、国民年金の加入や健康保険の手続きと共にすぐにやらなければならない手続きの一つだ。注意点を調べてみた。

iDeCoの最大のメリットは、全額所得控除。自営業者などであっても、そこそこの収入がある場合は、税金の控除ということで大きなメリットがある。その他にも、運用益非課税や、受け取る際の退職金所得控除、公的年金等控除等の税制上のメリットもある。

一方で、加入時・移管時の手数料や口座管理手数料等のデメリットもある。それぞれ2,777円および167円/月(ただし、掛け金を払わない月は64円のみ)
さらに運営管理機関によってはその他にも手数料をとられる。
この手数料に関しては、収入が多い場合は所得税控除によって相殺されうるのでデメリットとして見えづらいが、セミリタイアして、年間収入が少なく、すなわち所得控除の余地がなくなる予定の自分のようなセミリタイアラーにとっては無視できないデメリットの一つだ。運用益税制等のメリットでコストを相殺するしかない。
また、一時金あるいは年金として口座へ引き落とす際にも、都度433円の手数料がかかることにも注意が必要だ。一時金かあるいは年金、年内の振込回数など注意しなければならない。

その他、気を付けなければならないのが、iDeCoへの移管には時間がかかるということ。2-3か月かかるらしい。退職年にできるだけ所得控除を受けるため、退職後、退職年だけでも、満額すなわち月額68,000円拠出しようと考えるのは自然だが、2-3か月の間は拠出できない。これらを考えつつIdeCoの方針を決めようと思う。

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投稿者: 楽庵

白け世代とバブル世代に挟まれた新人類世代の1人です。 2018年に定年を待ちきれず、サラリーマン生活に終止符を打ち隠居生活を始めました。 東京の片隅でのんびりと生活しています。

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