目的別に4自治体に寄付
お礼の品だけで自治体を決めるのは、何となくはばかれるので、ふるさと納税の意義も考え、4自治体を候補に考えた。
ふるさとチョイスで調べてみたところ、幸運にもこの4自治体(うち1つは複数の自治体にまたがることとなった)はすべて取り扱っていた。うち、1つはお礼目的の意味合いが強い。
- 故郷の2自治体
故郷である、2つの自治体。そのうち1つは、今も自分の両親が住んでいる。社会福祉等の用途に使用して欲しいとの要望を入れた。
そういえば、数年前だろうか? 自分自身の親にふるさと納税の話をしたところ、真面目で堅物な親に、“お礼を望まずに寄付するべき“みたいな事を言われていた。
しかし、お礼の品があまりにも魅力的なので申し込んでしまいました。
不肖な息子ですいません。
- 北海道の被災地域(胆振地方)
自分も旅行中に被災した1人なので、被災地域への寄付という形にした。取り扱いの自治体は、胆振地方の中でも被害が少ないであろうと思われる自治体を選択した。もちろんお礼の品はない。
- 昔旅行した事がある港街
日本海側は、これから冬にかけてカニの季節となる。以前、日本海に面したある港街に旅行したのだが、時期が違ったためカニを食べなかったのを思い出した。この街のお礼の品を調べたところあった! すぐに寄付を決めた。用途についてはお任せ。 これはまあ、100%私利私欲。
セミリタイアと住民税・行政サービス
住民税やこの寄付のお金は、自治体の住民に対するサービスを提供するために使われる。
振り返ってみると、自分が今住んでいる街の自治体に住み始めたのは年収が高くなってきてからなので、かなりの額の住民税を治めてきた。
それにも拘わらず、自分は、行政サービスの一部である公営の図書館、体育施設、文化施設などを使用してこなかった。また、無料の健康診断等についても案内がよく来ていたにも関わらず全く利用しなった。
時間もなかった事もあり、同等のサービスを受けるためには、高額な民間の施設を利用することが多かった。
セミリタイアした後は、住民税を払えなくなる可能性が高い。
一方で節約のため自治体が提供するサービスを利用する機会は増えるだろう。
何となく矛盾するようにもみえる。ま、当面移住する予定もないので、固定資産税も払い続けることになるし、地元での買い物も増えるだろう。
サービス料の大部分を前払いしてきたと考え、有効にいろいろなサービスを受けようと思う。また、もし移住を考えているのであれば、移住先に寄付するのも良いのかなとふと考えた。
(了)
One Reply to “最初で、(多分)最後のふるさと納税をしてみた(2/2)”